2013年03月28日

雑司が谷、さくら


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お彼岸の入り頃から咲きはじめた
雑司が谷の法明寺のさくら、
まだ綺麗に咲いています。(3月28日夕刻)


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本堂の方から南、さくらの参道の眺め

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こちらは、御嶽坂下の宝城寺の枝垂れ
雑司が谷は日蓮宗のお寺ばかりですが、
日蓮宗の大本山身延山久遠寺は大きな枝垂れ桜で有名。
なのでか、日蓮宗の寺にはよく枝垂れ桜が見られます。

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雑司ヶ谷霊園のけやき並木も
緑の芽が吹き出しています。

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法明寺門前で
さくらの花びらを眺めるねこちゃん

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posted by 星跡堂主人 at 22:28| 東京 ☀| Comment(0) | 雑司が谷の花々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

梅も桜も、、、彼岸過ぎの雑司が谷


彼岸の入りの朝、
子供の頃からお世話になった母方の叔父が亡くなった。
彼は、私の母がやっていた喫茶店を手伝い、結婚後独立し、
老年になるまで夫婦で喫茶店を営んでいた。

今思い出すと、叔父の存在は両親を中心とした家族の狭い世界を
常に相対化してくれる存在だったと、強く感じる。
私にいつもだめ出しをしてくれる、小うるさく、しかし有り難い人だった。

歌舞伎やミュージカルが好きで
十一代目の襲名には、名古屋から歌舞伎座にかけつけたという。
東濃地方で大きなお菓子問屋の娘だった、叔父の祖母は、
初代時蔵のもとで行儀見習いをしたという。
昔は、そういうこともあったのだろう。
代々の血脈は、私にも伝わる。

電車が好きで雑司が谷に都電を見に来たがっていた叔父、
そんな叔父が春の朝、急逝した。
梅の遅く咲いた今春、梅鉢の紋と共に逝ってしまった。




彼岸の過ぎた、
雨上がりの夕暮れ、雑司が谷は久しぶりに美しかった。


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路地の向こうの坂をのぼっていくと、
梅に囲まれた古い洋館がある。
かつて洋館の建ち並んでいたこの辺りで、今や宣教師館と共に遺る貴重な建物。

敷石の苔があおく濡れ、梅の花びらが散らされていた。


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三角屋根に紅梅がかかる


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下から見上げると梅花の森のよう


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奥には白梅もある


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夕日に輝く

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隣の民家の生け垣は白椿だった。


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雑司が谷では、椿を生け垣にしている家がとても多い。
無粋なブロック塀で囲わずに、花の生け垣にすることが
街をほんとうに生き生きとさせている。




こちらは別の民家の白梅、青空に栄える。

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雑司ヶ谷霊園に入ると、南に面した日当たりの良い所では
既に、桜が咲いていた。

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ここの霊園は谷中などとは異なり、桜は少ないのだが、
近年、桜の若木を植えている。


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日が西に傾き、桜花も染める。


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無縁化し撤去が懸念されている
寛文年間の石仏も、未だ遺り、
夕日が後光のように射している。

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路地の上に花が懸かっている。

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梅かと思ったら、これも桜だった。

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漱石の墓石の背中も春の夕日を受けている。
『草枕』でも、読んでいそうな気配だ。


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江戸の昔から遺る霊園の屋敷林も、淡く染まっている。

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そのもとでは、
静かに彼岸のお弔いがされている。

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人は死ぬ。いつかは死ぬ。
花を愛で、美しい時を感じて、
亡くなった人を、思い出す。



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遺されたものは、イマージュという記憶でしかないのだろうか。
今ここに明らかにある現実の物質としてのもの、
手にふれる感触、
叔父の額は、既に葬儀屋により十分すぎるほど凍結され、冷たかったが、
その感触は確かに私の手に遺っている。
しかし、それも今ここから徐々に時を経れば、
ただのイマージュになっていくのだろうか。
たしかに、かき抱いた体の感触もか、、、

しかし、そのイマージュも
わたしという身体の物質が鼓動している間だけ、
私の身体に遺っているだけだ。
それが無くなった時、
そのイマージュは、どうなっていくのか。

冷たくなった私の体に、誰かが触れて
その感触を、その身体に刻んでいくのだろうか。



 「遅きうめ咲ける彼岸にきみゆきぬ」


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桜は咲き始めているのに、
今春の霊園は、野草をまだほとんど見ない。
わずかに白い小さな花が咲いていた。

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posted by 星跡堂主人 at 23:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑司が谷の花々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月10日

また来ん春・・・


三月に入り雑司が谷でも
ようやく梅が咲き始めました。
しかし今年は半月くらい遅い感じです。


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綺麗にひろがった枝が立派な梅

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こちらは近所で「梅屋敷」と云われている
戦前から在る古い洋館の紅梅。
毎年遅咲きなので未だちらほら、、、
かつて多くの洋館の在ったこの地域も、
今では宣教師館とこの屋敷くらいになってしまいました。





民家の垣根で椿も咲いています。

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無粋なブロック塀が少なく、生け垣が多いのも雑司が谷の良さです。





雑司ヶ谷霊園に入ると、
園内でも最も立派な成瀬仁蔵(日本女子大学の創立者)墓所の梅も咲いていました。

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霊園は猫ちゃんの遊び場ですが、
まっくろな猫。漱石が描いた黒猫にそっくり。

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霊園で最も立派な楠なんですが、
どうしたことでしょう。この枝に切られ方は!
冬でも青々と葉が茂りオアシスのようだったのに。





霊園からふたたび路地へ


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如何にも雑司が谷の路地らしい光景
扉から外に飛び出ているのは、芭蕉でしょうか?
道ばたにそっと繁っている種々、こういう所が雑司が谷なんですね。



霊園から南に下ってくる坂の民家に
また椿の生け垣

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こちらは護国寺墓所に咲く美しい白梅

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しかしながら、ことしは、、
「また来ん春・・・」との思いが、どうしても、、、



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posted by 星跡堂主人 at 00:15| 東京 ☔| Comment(0) | 雑司が谷の花々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月15日

ことしの雑司が谷の花々 Les Fleurs de Zoushigaya

法明寺
夕日に輝く門前のさくら 

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参道をくもゐにかえるさくら並木

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石畳の路地に咲く花

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民家の軒先に鮮やかに咲く花蘇芳 (はなすおう)

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そして、私が、雑司が谷でもっとも気品のあるさくらと思う、本納寺のしだれ
このさくらは、しだれの古木で有名な身延山久遠寺から分けて貰ったということです。

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本納寺さんは瀟洒なお寺で、お庭は小さいですがとても趣があり静かです。
しだれの下には、すみれが咲いていました。
今年は寒さのせいか、すみれが咲くのが遅かったですが、
雑司ヶ谷霊園などでもいま一斉に咲いています。

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門前には、見事な浅黄色の御衣黄(ぎょいこう)が咲き始めました。

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タグ:雑司が谷
posted by 星跡堂主人 at 14:34| 東京 ☁| Comment(0) | 雑司が谷の花々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする