2014年03月17日

新国立バレエ「シンフォニー・イン・3(スリー)・ムーヴメンツ」プレヴュー

明日(3月18日)に幕を開ける新国立バレエ団トリプルビル
「暗やみから解き放たれて」(ジェシカ・ラング振付世界初演)
「大フーガ」(ハンス・ファン・マーネン振付)
「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」
(ジョージ・バランシン振付)
新国立バレエ団サイト
→ http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/symphony/
キャスト
→ http://ow.ly/uF9I4



ジェシカ・ラング振付の新作「暗やみから解き放たれて」ワールドプレミアム
ジェシカ・ラング
(バリシニコフやサム・シェパードのパートナーだった女優とはもちろん別人です〜)
→ http://www.bway.name/dpny/artist2.htm

この作品には、
アイスランド人のÓlafur Arnalds → http://ow.ly/uAliI
ドイツ人のNils Frahm → http://ow.ly/uAl4z

という二人の若手の作曲家の音楽が使われるようです。

Ólafur Arnalds の作品例
→ http://ow.ly/uAlXf

Nils Frahm の作品例
→ http://ow.ly/uAlTL

どちらもミニマリズムを思い起こさせるような
サウンドです。
これにどのようなダンスが付いて行くのか、楽しみです。
この手の音楽は、日本人の身体には合っているかもしれない。

その他に
Josh Kramer(アメリカ)と
John Metcalfe(ニュージーランド)の曲も使用されるようだ。

Josh Kramer
→ http://ow.ly/uAtd5
作品例
→ http://ow.ly/uAsOq

John Metcalfe
(彼は最近、ピーター・ガブリエルともコラボしている)
→ http://ow.ly/uAsha
作品例
→ http://ow.ly/uAsoN

ジェシカ・ラングが最近設立したカンパニー
Jessica Lang Dance (JLD)
→ http://ow.ly/uAuM8

同カンパニーの
”Ballet for a New Generation” と題されたプロモーション映像
→ http://ow.ly/uAvv6


「産經新聞」掲載の紹介記事
→ http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140316/ent14031611090005-n1.htm
「私は新たなカンパニーと仕事をするとき、必ずその国の文化的背景を調べ、イメージを膨らませます。今回は日本家屋や照明のイメージで、紙のイルミネーションを使うつもりです」と、
振付家が述べている点は、とても興味深い。

単に舞台演出だけではなく、
日本人の身体の良さを活かした振付作品になっていれば、
どんなに良いことだろうか〜!



ファン・マーネン「大フーガ」
2つめの「大フーガ」は云うまでもなく
ファン・ベートーヴェンの作品。
元は弦楽四重奏第13番の第六楽章(終楽章)
→ http://ow.ly/uAmOQ
「大フーガ」オーケストラ版(フルトヴェングラー・ウィーンフィル 1954年8月ザルツブルクライブ)
→ http://www.nicovideo.jp/watch/sm13786880


但し、
ファン・マーネンは自身の振付作品「大フーガ」の終曲に
同じ弦楽四重奏第13番の第五楽章「カヴァティーナ」を付け足し使っている。
なので、使用曲は「大フーガ」+「カヴァティーナ」となる。

「カヴァティーナ」(フルトヴェングラー・ベルリンフィル 1940年10月テレフンケン録音)
→ https://www.youtube.com/watch?v=W6TbsbKukqM


ファン・マーネンは、
ダッチナショナルの芸術監督を長らく勤めていて
欧州では有名な振付家。日本では余り上演される機会がないが、
バランシンと同じように音楽を視覚化して振付けるという特徴がある。
→ http://www.hansvanmanen.com/?p=hans&ln=en

「大フーガ」は1971年4月にNDT で初演されている。
→ http://www.hansvanmanen.com/?p=repertoire&id=103&ln=en
音楽の編曲はワインガルトナーとある。最近はめっきり聞かなくなった懐かし名前。

ファン・マーネン振付の「大フーガ」のさわり 
→ http://ow.ly/uAnJR

ファン・マーネンの作品を新国立バレエ団が上演することには、
個人的にとても感慨がある。
というのも、
新国立劇場が開場した頃、旧態依然とした古典ばかりの上演に
日本にもついにオペラバレエの国立劇場が出来たと期待して
欧州から日本に戻りバレエ団に加入したダンサーの中には、
がっかりした人たちが居た。
「ファン・マーネンの作品をぜひ踊りたい。新国立で彼の作品を踊ってみたい〜」
もう十数年も前の事。
酷い状況にあった当時のダンサーたちを思うと、今のダンサーは恵まれている。
古典ばかりではなく、こうした現代的な作品を踊る事は
現在を生きる、
特に若いダンサーにとっては踊る事の大切なモチヴェーションになるはずだ。
ビントレーが監督になる事で、これも実現したのだろうが、
そうであればこそ、
来期以降、再び旧態依然のかつての新国立バレエ団に戻らないように
ひゐきである私たちも、
しっかりと新国立バレエ団サポーターとしての役割を自覚したいと思う。






バランシン「三楽章の交響曲」
3つめはバランシンの「三楽章の交響曲」
1972年NYCB初演
→ http://balanchine.com/symphony-in-three-movements/
”Balanchine responded to the jazz flavor in Stravinsky’s score by using angular, turned-in movements and brisk, athletic walking sequences.”

ストラヴィンスキーの中でもこの曲は余り演奏されない作品だと思う。
(音楽としては1946年初演の作品で第2次世界大戦の影響が出ていると批評されることもある)
日本のバレエ団としては、初演かしらん。
(2009年にNYCBが来日公演で上演している)


ゲルギエフですが、、、ロンドン交響楽団です。
→ http://ow.ly/uAoUc  (第1楽章)
→ http://ow.ly/uAp2x  (第2、3楽章)

2009年にマイアミバレエで上演された時の
同バレエ団芸術監督 Edward Villella の解説
→ http://ow.ly/uApsM

昨年(2013年)ニューヨークシティバレエ団で上演された際の
プリンシパルダンサー Sterling Hyltin の談話
→ http://ow.ly/uApDu



新国立バレエ団プリンシパルによる公演に向けてのメッセージ
米沢唯
→ https://www.youtube.com/watch?v=p138XvhhTZo
長田佳世
→ https://www.youtube.com/watch?v=mX_jYJiXqok
八幡顕光
→ https://www.youtube.com/watch?v=nxfTm1ploIc



posted by 星跡堂主人 at 23:34| 東京 ☀| Comment(0) | 舞台 Theatre | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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