2010年02月17日

駒込大観音

「羽鳥書店まつり」が開催されている駒込大観音に行きました。
さすがに個人蔵書の販売というだけあって、
人の本棚を覗いているような楽しさがあり、憲法やアジア関連、それにアート系の本が多く、見ているだけで楽しかった。
思えば、一箱古本市ってのも、それぞれが思い思いの本を一箱に込めるのだから、
このミニチュア版といえるのでしょう。


さて、私の興味はそれと共に、
往来座さんのブログにあった無縁供養塔。
会場のどこにあるか判らなかったのですが、ちょうど往来座さんがいらしたので、
すぐに教えていただき、挨拶もほどほどに
その前を何度もぐるぐると眺めてしまいました。
ちょっと大きなお寺には無縁塔がありますが、これはなかなかのものです。
かつて
アラーキーが杉浦日向子さんと『東京観音』という本を出しているのですが、
そこにも広角でば〜〜んと撮ったショットが載っていました。
まさに仏さまのピラミッド!

IMGP9400.JPG


背面の写真
IMGP9419.JPG


正面左右に見える板碑型のものは、
左が寛永二十一(一六四四)年、
右が延宝四(一六七六)年の銘が確認できました。
やはり古い江戸初期の板碑型の墓石でした。
背面や横面にも、正徳元(一七一一)年のものなど3点の板碑型墓石がありました。


右横面
IMGP9404.JPG


左横面
IMGP9435.JPG



仏さまもたくさん集まっているのですが、中でも左横面にある

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この如意輪さまはちょっとインド的で肉感的なお顔が珍しくとても美しい。


その斜め上にあるお地蔵さま、
地蔵なのに、顔を如意輪の如く傾げていらっしゃって愛らしい。

IMGP9416.JPG



右横面のこの観音さまも、お顔の形に特徴があり美しい、元禄十六(一七〇三)年銘

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正面左にいらっしゃる大変端正な、寛永年間の銘のある観音様。

IMGP9432.JPG



さらに
少年のような面立ちのある観音様、延宝九(一六八一)年銘。

IMGP9429.JPG



苔むし、石の中に埋まって行かれたような仏さま。

IMGP9418.JPG



それぞれ個性的なお姿お顔立ちが多く、いつまで見ていても見飽きなかった。




所で、最近再建されたこの駒込大観音のご本尊は、
オリジナルを彫られた仏師さんがお亡くなりになってから
お寺側が遺族の許可なくお顔を変えたということで、係争中のよう、、。→
http://chiteki-yuurei.seesaa.net/article/120494500.html


境内には他にも仏さまがたくさんいらしゃる。
しだれうめに寄り添う愛らしい庚申様もいらっしゃった。
くりくりしたお目々が古風な雰囲気を伝えている。
貞享四(一六八七)年銘。

IMGP9442.JPG










posted by 星跡堂主人 at 18:18| 東京 ☁| Comment(0) | 寺社 Temple bouddhiste et shintoïste | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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