2013年05月18日

第5回 みちくさあるきぞうさんぽ 6月8日(土)開催


第5回 みちくさあるきぞうさんぽ 6月8日(土)開催
「護国寺 雑司が谷 寺まちあるき」のおさそい 

従来、春と秋の「みちくさ市」と同時開催してきましたが、
今回は、別の日程で行いますので告知が遅くなりました。

護国寺境内の知られていないスポットや
「雑司が谷七福神」から除外されている隠れたお寺を訪ねます。

「ぞうさんぽ」は、
参加なさる方と共に、楽しんであるきます。
ぜひ行ってみたいスポットなどありましたら、
それも適宜取り入れて参りたいと、思っておりますので、
どうぞ、ご参加下さいませ。

詳細は「みちくさあるき ぞうさんぽ」ブログで
→ http://michikusa-walk.seesaa.net/
posted by 星跡堂主人 at 23:45| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 le Journal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月06日

新緑の雑司が谷



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五月の雑司が谷、一番新緑が気持ちいい季節になりました。
都電鬼子母神前から鬼子母神本堂に至る参道
通称「けやき並木」は東京都指定の天然記念物。
江戸時代に地域の名主長島氏が寄贈したとされ、
長い歴史を持っています。
かつては、両側は門前茶屋で賑わっていました。
夏目漱石の祖父は、この茶屋の酒宴の席で頓死し、
幕末には、彰義隊結成の会合が開かれました。


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鬼子母神までの間、
ただ通るだけの人が多いですが、
ここでしばし、歩を休め、
樹々にざわめきや風の薫を味わう。
雑司が谷の最も生き生きとした時が、必ず訪れます。


しかし、最近は弱った樹々が目立って来ました。

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この写真左の黒々とした大樹は、既に枯れ死しています。


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現存の樹ではもっとも大きなけやき

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人の大きさと比べてみて下さい。

大樹の根は、その高さを同じくらいの拡がりをもち、
地中に大きく張っています。
けやき並木の樹々の根は、道路の地下にもあるのです。
そして、
その上を自動車がびゅんびゅんと走る。
根は自動車が通るたびに軋み痛めつけられています。

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迂回路もあるたかだか数十メートルの参道、
それさえも通行止めにできず、
天然記念物を守れない、私達の社会とは何なのかと、思います。

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参道の突き当りを左へ折れると、鬼子母神堂が正面に見えてきます。

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この時期だと午後4時から5時くらい
本堂の向こうに夕陽がしずみ、お堂に後光が射します。

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入り口には、石造りの仁王像
阿形、吽形
これは江戸時代のものと思われ、周囲の玉垣には安政4年の銘があります。

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仁王像の手前には古い寛政年間の石灯籠。
本堂にかけてもっと古い元禄年間のものもありますが、
この灯篭には、石工の名前が刻まれています。

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さらにその傍らには、お百度石

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こちらも天然記念物に指定されている
樹齢600年余りの大銀杏

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この大樹は、オスですが、
この樹に抱きつくと子供を授かるという伝説が江戸時代後半に生まれました。
鬼子母神をお祀りするお堂と、大銀杏の伝説。
子どもや女性たちに長年信仰されてきた歴史が、
今も境内に穏やかな雰囲気をたたえます。

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咲いた銀杏の花が根本に綺麗に散っていました。

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大銀杏と鬼子母神堂の間には
日本で一番古い、
江戸時代安永年間(1780年代)からある駄菓子屋さんがあります。

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脇には、武芳稲荷
元々、この土地は「稲荷」があって、
そこに江戸時代の寛文4年(1664)鬼子母神堂が築かれたと云われているので、
この稲荷のほうが歴史は古いのかもしれません。

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大銀杏の周りを巡るように赤い鳥居が連なっています。

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雑司が谷の新緑は、もちろん、これだけではありません。
弦巻通りの旅猫雑貨店から雑司ヶ谷霊園へと登る坂の脇には
江戸時代の大久保家の屋敷にあったと云われている椎木が残っています。

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その坂を登って行けば、
雑司ヶ谷霊園です。

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今も直線状に並び
江戸時代の屋敷林の名残が感じられる
雑司ヶ谷霊園のケヤキ並木









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posted by 星跡堂主人 at 00:31| 東京 ☀| Comment(0) | 雑司が谷 雑司ヶ谷 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月04日

新国立バレエ 『E=mc2』(デヴィッド・ビントレー振付)のためのノート


新国立バレエ団で上演中のデビッド・ビントレー振付
『E=mc2』は、彼がこのインタヴューでこたえているように
ボダニス(David Bdanisi)の『 E=mc2 世界で最も有名な方程式の伝記 』から
インスピレーションを受けて創作された。

ビントレーのインタヴュー
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/30000672.html



この本から、印象に残ったパートを
以下に、引用し、覚書にしておく。


第2章「エネルギーのE」から

「(他の科学者)のように直線運動という固定概念がなかったファラデーは、聖書の着想に源を求めることが出来た。(略)人間は神聖な存在であり、聖なる自然の摂理に基づいて(略)誰かが手をさし伸ばせば、その人は又別の人に手を差し伸べ(略)そうして最後には円が完成する」 

ファラデーは、この発想によって、それまで全く別物だった電気と磁石とを繋げ、
マックスウエルに至る「場の理論」の基礎を築いたと、ボダニスは指摘。
この考え方は、新国立バレエ、ビントレーの『E=mc2』「エネルギー」パートの振付に反映されていると思われる。



第4章「質量(mass)のm」から

「物質は自らの動きやすさを左右する『質量』と呼ばれる性質を持つ」
「物質の構成要素が互いに結合したり分離したりする」と、ボダニスは「質量」について説明。
素人は「質量」=「重さ」と勘違いしがちだが、そうではない。
「宇宙に満ちる物質は燃え尽きたり凝縮したり粉々になったりはするが消滅することはない。宙を漂う別種の物質となって結合したり再結合したりするだけで、総量は常に一定。」と、
ラヴォアジェの「質量保存の法則」を説明し、
これがファラデーのエネルギー保存の法則と同種だと指摘する。



第5章「速度(celeritas)のc」から

「cはこれまで見てきたEやmとは少々異なる。「E」はエネルギーの潜む広大な領域で、「m」は宇宙に存在する物質である。しかし、「c」は光の速度を表すにすぎない。(略)この特定の数値(c)が実は宇宙の全質量と全エネルギーとの関係を支配しているのだ。」

「光の内部で何が起きているか」「電気と磁力のあいだのやりとりのヴァリエーションに他ならない」と、マックスウエルは考えたと、光のあり方自体が電気と磁力との相互作用だと、ボダニスは説明する。 


「まずは微量の電気が発生し電気が進むに連れ磁気を生じさせる。その磁気が歩を進める先にまた電気が起きる。略 電気と磁気は交互に馬跳びで飛び超えるように小さなジャンプを素早く繰り返す。マックスウエルのいう「相互作用」である。」興味深い比喩が出てくる。


「アインシュタインの研究は、「保存則」から19世紀の科学が引き出した二つの独立した観念を一変させた。エネルギーは保存されない。質量も保存されない。然しだからといって、世界は無秩序であるというわけではない。その代わりそこには、より深遠な統一がもたらされる」
「なぜなら、エネルギー領域の現象とそれとは一見かけ離れた質量領域の現象とは関連付けられたからだ。獲得した質量に相当するエネルギー量が失われることで、収支のバランスが常に保たれる。」

「ラヴォアジェもファラデーも心真理の一部しか見ていなかった。エネルギーは単独で存在し得るものではない。質量も同様である。そして、質量とエネルギー量との総和は常に一定である。」と、
ボダニスは、アインシュタインの「E=mc2」の意義を簡潔に説明している。 

「別物と考えられていたエネルギー領域と質量領域には関連性が有り、その架け橋となっているのはC(光速)である」というアインシュタインの結論をボダニスは紹介。




第6章「2(自乗)」

「cの自乗」について自乗だからこそ「ごく僅かな質量がこの方程式という橋を渡」り「エネルギーの側に着いた時、その僅かな質量は驚くほど膨張している」「質量は凝縮されたエネルギーの究極の形である」
「エネルギーとはしかるべき質量を変形させ膨張させたものなのである」






こうして成立したE=mc2 が明確にその真価を発揮したのが、
1945年8月6日。


第13章「午後8時16分、広島上空」からの引用
言うまでもなくバレエの「マンハッタン計画」の部分に対応。

「一瞬の電流によってコルダイト爆薬が添加され、砲弾の発射と同じ事が行われた。
爆弾の内部には実際の砲身があり、その中を全体の一部のウラン235が突き進んでいく。(略)
打たれたウランは薄くなった方針の中を4フィート(1m)飛び、残りのウランの塊に衝突した。
数10ポンドものウラン235が集積された場所は、他には地球のどこにもない。

衝撃によって多数の中性子が遊離し、さまよいはじめる。
ウランの原子は外側を飛び回る電子によって厳重に保護されているものの、
離脱した中性子は電子を帯びていないため、それをものともしない。(略)
原子核には正のの電子を帯びた陽子がひしめいているので、普通は外部からの粒子の侵入が阻止される。
だが、中性子は電気を帯びていないので、陽子のも邪魔されることはない。
やってきた中性子は、原子核の中に割り込み、押し合いへし合いしながら、
平衡を失わせる。」

以上は、ヒロシマで使用されたガンバレル型(Gun barrel)原子爆弾の仕組みの説明になっている。


「地中に埋めれたウランの原子は、どれも45億年以上前に生れたものだ。
地球が作られる前に存在した極めて強烈な力だけに、
電子的に反発する陽子同士をを一つに束ねることが可能だった。
一旦ウランが作られると、強い核力( nuclear force)が接着剤として働き、
長い間にわたって陽子をずっとひとまとまりに保ってきた。

やがて地球の気温が下がり、大きな陸地が現れ、
アメリカ大陸がヨーロッパ大陸から分離し、北大西洋ゆっくりと広がっていった。
地球の裏側では、火山活動が盛んになり、いづれは日本と成る陸地が形成された。
これだけの間も保たれていた安定性が、今や一個の余分な中性子によって乱されようとしている。

原子核が強い核力の束縛を断ち切るほどぐらつくと、直ぐに陽子が静電気力によって分離する。
一個の原子核の重さはたかが知れていて、その破片となると更に軽い。
ウランの他の部分に高速で衝突しても、それほどの熱は発生しない。
だが、ウランの密度が充分にに高いので、連鎖反のが始まる。
ウランの原子核の高速で飛ぶ破片は、2個から4個となり、8個,16個と増殖する。
原子の中で「質量」が消滅していき、
原子核の破片が動きまわる「エネルギー」として出現する。
まさにE=mc2 大活躍の過程である。

(略)
連鎖反応はエネルギーの倍加が80世代を経て終わる。
最後の数世代にいたるところには、割れたウランの原子核の破片はかなり増え、
極めて高速で飛び回るので、周囲の金属が熱くなり始める。
最後の何回かの倍加は凄まじい。

たとえば、庭の池に蓮の葉が浮かんでいて、一日ごとに倍加の大きさになると仮定しよう。
80日後には、葉が池を完全に覆うとする。池の半分が未だ覆われておらず、
陽光にあたり、外気に触れているのは、いったい何日目だろうか。
それは79日目のことだ。

80世代が過ぎた時点で、E=mc2 の反応は全て終わる。
もはや質量は消滅せず、もはや新しいエネルギーも生まれない。
原子核の運動エネルギーは単純に熱エネルギーに変わっていく。
(略)
ぶつかられ、こすられることで、爆弾内部の金属は熱を帯び始める。
体温と同じくらいの37度から、水が沸騰する100度を超え、
鉛が気体になる1744度にいたる。だが、
倍々の連鎖反応が進むに連れて、さらに一層のウラン原子が分裂して、
その温度はやがて太陽の表面温度と同じ500度に、つづいて、
太陽の中心と同じ数100万度に達するばかりか、さらにどんどん上がっていく。
ほんの短い間で、空に浮かんだ爆弾の中心は、宇宙が誕生した初期の瞬間と同じような状態になる。

熱は爆弾の外部に出て行く。ウランを包む鋼鉄の反射材を突き抜け、
数1000ポンドもあった外装の残骸もやすやすと通過する。
だが、そこで一旦止まる。

核爆発のような高温の状態は、放出してやらなければならないエネルギーを含んでいる。
そこで、極めて大量のX線を周囲に向かって放射し始める。
一部は上向きに、一部は横向きに、そして残りは地上の広大な範囲へと向かっていく。
爆発を途中で止めたまま、破片は自分自身を冷やそうとする。
空中にとどまりながら、エネルギーの大部分を噴出する。

1/10000秒が過ぎ、X線の放射が終わると、熱の球は再び膨張し始める。
この時点で、ようやく大爆発が見えるようになった。
普通の光子には、放射されているX線の間をかいくぐってその外へ出ていくことは出来ない。
だから、これまでは放射の外面で発生する輝きだけが見えていた。
今や、強烈な閃光はきらめき、まるで空が裂けたかのようだ。
現れた物体は、銀河の彼方に存在する巨大な恒星に似ている。
空に占める大きさは、太陽の数100倍にもなった。

この世のものとは思えないその物体は、あらん限りの火力で約0.5秒にわたって燃えた後、
弱まり始め、2,3秒後には消滅する。
この「消滅」は、大部分が外部への熱エネルギーの放射によっておこなわれる。
一瞬にして大火災が発生したようなもので、直下周辺の人間はみな皮膚のほとんどがはがれ、
身体から垂れ下がった。
ヒロシマにもたらされた10万人を超える人々の死は、このようにして始まった。

連鎖反応によって発生したエネルギーの少なくとも1/3が、この時までに使われた。
残りのエネルギーもすぐ後ろから迫ってくる。
この異様な物体の熱によって空気が押され、太鼓の巨大な隕石や彗星が落ちた時を除けば、
かつて無い速さで動き始める。
如何なる台風がもたらす暴風よりも、さらに数倍は速い。


実のところ、あまりにも速いので音がしない。
爆風が強大な力で何か音を発生させても、それを追い抜いてしまうからだ。
最初の爆風の後、やや遅い第二波が来る。
それが終わると、大気は押しのけられた隙間を埋めるために急いで後戻りする。
その結果、気圧が一時的にほどんどゼロまで下がる。
爆発地点から充分に離れていて助かった生き物も、
僅かの間、大気圏外の真空にさらされたようになり、身体が破裂してしまう。」







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posted by 星跡堂主人 at 01:48| 東京 ☀| Comment(0) | 舞台 Theatre | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月02日

新国立バレエ団『ペンギン・カフェ』のどうぶつたち


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バレエ「ペンギン・カフェ2013」
デヴィッド・ビントレーが語る「ペンギン・カフェ」【動画】
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/30000682.html

ビントレーがインタヴューで触れている
オーストラリアの映画 映画「ラスト・ウエーブ」
http://www.h7.dion.ne.jp/~eiga-kan/The_Last_Wave.htm



「作品に登場する絶滅危惧種の動物たち」

ペンギン(実はオオウミガラス Great Auk)
http://ow.ly/kBNEt

”The Last Great Auk ”
http://www.lucasbrouwers.nl/blog/2011/03/the-last-great-auk/

ペンギンとオオウミガラスのつながり
http://www.pen-t.com/gaisetu/name-of-penguin.htm



オオツノヒツジ
http://www.nps.gov/arch/naturescience/bighornsheep.htm

既に絶滅したバッドランドオオツノヒツジ
http://ow.ly/kATvq


カンガルーネズミ
http://ow.ly/kATzN
http://www.desertmuseum.org/kids/oz/long-fact-sheets/krat.php

ケープヤマシマウマ
http://ow.ly/kATFV
http://www.kwagga.de/zebra/zebra1_e.htm


ウーリーモンキー
http://ow.ly/kATWV
ズーラシアにいるらしい
http://mirabeau.quu.cc/zoo/zoorasia/woolly_monkey.html

http://a-z-animals.com/animals/woolly-monkey/


ブタハナスカンク
http://www.inaturalist.org/taxa/41875-Conepatus-humboldtii
『シートン動物記』29章に詳しく書かれているらしい〜〜








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posted by 星跡堂主人 at 01:10| 東京 ☔| Comment(0) | 日記 le Journal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする